【猫の病気】可愛い?ではすまされない!猫が自分のしっぽを追う理由とは
以前猫壱で紹介した記事「こんなことをしてたら要注意!猫の2つのストレスサイン」によれば、猫がストレスを感じた時の判断の目安として、「長時間のグルーミング」と「下痢や便秘」が挙げられていました。では、こちらの動画をご覧下さい。
一見自分のしっぽを追いかけて遊んでいるように見えますよね。しかしこれはもしかしたらとても重大なストレスのサインかもしれません。
☆猫が自分のしっぽを追いかけるとき
獣医師によると、猫が尻尾を追いかける理由は主に三つあるといいます。
①尻尾そのものに痛みや怪我がある場合
②脳腫瘍や脊髄腫瘍などの脳神経系の疾患などの影響の場合
③ストレス等によって尻尾を追う場合
パッと見では尻尾を一生懸命に追いかけて、まるで遊んでいる様にしか見えません。病気か、遊んでいるのか区別しにくいことも多いといいます。どのようなとき、どのような状況で、どれくらいの時間、尻尾を追う行動をしているのか飼い主はよ?く観察して下さい。
☆しっぽは気持ちを表す重要な場所
言葉が通じ合わない猫と人間。しかし猫のしっぽの動きを知ることで、かなり猫の気持ちを理解しやすくなります。
・しっぽをピンと立てている時:シッポをピンと垂直に立てているのは、うれしいときや甘えているときのしぐさです。
・しっぽの毛を急にボワッと太くする時:驚きや恐怖を感じたり、相手を威嚇したり、攻撃態勢のときになります。
・抱かれている時にしっぽを早く動かす:猫は人に抱かれていると、だいたいしっぽを動かします。抱かれてパタパタとしっぽを早く動かしている時は、もう止めろ、のサイン。嫌がっているときです。反対にしっぽをゆっくりと動かしている時は、気持ち良いニャ?というのんびりとして嬉しいときです。
☆ストレスの場合の注意点とは
映画「犬に名前をつける日」の中で、ストレスで自分のしっぽを食べてしまう犬が紹介されていました。動物にとってしっぽは大切な場所。それを噛んだり追いかけたりする行為は、ストレスが溜まっている時によく見られる行動だといいます。
ストレスだと判断された場合、飼い主はまずストレスの原因を特定し、環境を変えたりおもちゃやグッズを与えるなど、ストレスを発散できる時間や場所を整えていくことが重要です。
いかがですか。このねこのしっぽを追う行為をみて、「可愛い??」と動画を撮るのはちょっと待って下さい。その行動を良く観察して、猫のしっぽに怪我がないか、病気になって食欲や便の状態が変化していないかなどをチェックしてみて下さいね。
(記事bzp00343)